パワポ図形の型抜き合成、重なり抽出、接合、単純型抜き、切り出しの使い方(パワーポイント機能)
パワーポイントで行う図形の型抜き合成、重なり抽出、接合、単純型抜き、切り出しなどの特殊の方法の紹介です。
2つの図形を結合したり、任意の形状に部分的に切り取ったり、少し特殊な加工になりますが一度覚えるととても便利な機能です。
当サイトで作成しているたくさんのイラストもこれらの機能をフル活用しております。
パワポ図形の型抜き合成、重なり抽出、接合、単純型抜き、切り出しの準備
コマンド的に存在しますが、初期状態ではメニュータブに入っていませんので登録する必要があります。
1.準備
帯メニュー上で右クリックしメニューを表示させ(1)リボンユーザー設定をクリックします。
リボンのユーザー設定画面が表示されます。
2.コマンドを選択する
(1)左側のプルダウンメニューから「リボンにないコマンド」を選択します。
3.グループを作成する
(1)右側の下の部分にある、新しいタブボタンをクリックします。
(2)新しいタブができますので、(3)名前の変更ボタンより任意に名前を変更してください。
4.コマンドグループを作成する
(1)右側は作成したグループを選択します。
(2)図のように「図形の型抜き/合成」「図形の重なり抽出」「図形の接合」「図形の単純型抜き」「図形の切り出し」の5つを順番に選択し、(3)を追加ボタンをクリックします。
追加に成功すると以下のような画面になります。問題なければ「OK」ボタンをクリックして完了です。
5.追加されたメニューの確認
成功すれば、メニュー上に作成したグループが表示されています。
(1)メニューをクリックすると、(2)登録した機能が表示されます。
設定の説明動画
型抜き合成、重なり抽出などの項目がバラバラの位置にあったりと少し複雑です。
前項目の説明と合わせて確認していただくと、多少わかりやすくなるかもしれませんので用意しました。
型抜き合成、重なり抽出、接合、単純型抜き、切り出しの機能概要
これらの機能は基本的に2つ以上の図形を選択して行います。
※選択できるのはパワーポイントで作成した図形オブジェクトのみです。写真画像などは実行できません。
※これらの加工が実行できない状態の場合、各加工のアイコンが選択できない状態となります。
機能概要
機能については以下の通りです。
※尚、パワーポイントの古いバージョン(パワーポイント2010以前)では切り出しがなかったように思います。
- 型抜き/合成・・・重なる図形部分の抜き状態にし、残った部分はひとつの図形として合成されます。
- 重なり抽出・・・重なる図形部分だけを残します。
- 接合・・・重なる部分は接合され、ひとつの図形となります。
- 単純型抜き・・・図形の重なる部分を消します。
- 切り出し・・・図形の重なる部分を中心に、複数の図形に分解して切り出されます。
型抜き合成、重なり抽出、接合、単純型抜き、切り出しの使い方
1.使い方
(1)2つ以上の図形を選択し、(2)任意の加工を選択しすれば完了です。
他の加工についても同様です。実行結果については、どうなるかを調べるより実際に実行して試した方が速く覚えられるし、新たな工夫も見つかるでしょう。
型抜き合成、重なり抽出、接合、単純型抜き、切り出しについて
1.単純型抜きの優先順位について
単純型抜きは、先に選択した方が主になります。
先に選択した方のエリアが優先的に残り、後から選択した方が切り抜き部分の対象となります。
まとめて選択した場合は、囲う際のマウスの始点から一番ちか図形が優先となります。
2.合成、接合の色について
合成や、接合の色は最初に選択した色が有効になります。
型抜き合成、重なり抽出、接合、単純型抜き、切り出しの可能性
これらの機能は図形やイラストをより精密に作成し、作れないと思っていた表現もできるようになるかもしれません。
まずは、機能を使用し、可能性を探ってみてください。きっとあなたの表現力のアップにつながるでしょう。